「肩こり」について

主な原因

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・仕事等による姿勢不良
・運動不足
 
日常生活において活動しているときは長時間のデスクワーク・家事仕事等により、どうしても前かがみの姿勢をとることが多くなりがちです。
 
すると「首が前に出る 」「背中が丸くなる」 「肩が前に出る」という体勢に。
これは首・背中・肩の筋肉が必要以上に伸ばされ、張った状態です。 
長時間この状態が続くと血行不良となり筋肉に栄養が行きわたらず、筋疲労を起こします。
定期的に運動を行っていれば血行も促されるのですが、疲労の蓄積が勝ると「肩こり」となります。
 
これが第一段階です。

 

対処方法

肩まわりの筋肉を動かしてあげること。
 
・肩を上下に動かす(いちど肩をすくめてから下に降ろす) 
・後ろ回しに肩回しをする 
・天井を見る感じで頭を後ろにそらす
 
などが有効です。各10回ほどを目安に行ってください。 
注意点として、
 
・痛みを感じるまで、行わない 
・勢いを付けずにゆっくり行う
 
これを守ってください。 
きつめに行うほうが効果的と思いがちですが、それは間違いです。
いままで動いていなかった筋肉に急激な刺激を加えると、逆に痛めてしまいます。準備運動もなしに全力疾走するようなものです。
肩まわりの筋肉に準備運動をさせるような気持ちで行ってください。
 
・腕を上に伸ばして背伸びをする
 
これだけでもスッキリしますよ。
 
 

長年の肩こりの場合

・動かしても改善しない 
・動かすこと自体に痛みが伴う 
・頭痛を伴う
 
といった場合があります。 
このような場合は疲労の蓄積だけからくる肩こりではありません。
 
・身体全体のバランスがおかしくなっている
・骨格がゆがみ、関節が正常に動かない
 
といったことが考えられます。これが「肩こり」の第二段階です。 
こうなるとなかなかご自身だけでの改善は難しくなります。来院され、適切な施術・指導を受けられることをお勧めします。