「腰痛」について

急性腰痛(ギックリ腰)の場合

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・安静にする 
・患部を氷のうで冷却する
 
まずはこの二つです。
痛みで動くのがつらい場合は、無理をせず安静にしてください。仰向けになれないでしょうから横向きで背中を丸めるのがいいかと思います。状態により痛む体勢は違います。いちばん痛みの出ない体勢にしてください。

それから患部を冷やすことです。
氷のうで冷やしてください。なければビニール袋を2~3重にして代用してください。なかに氷を入れ(氷のう・ビニール袋の大きさにもよるが、少なくても製氷皿2つ分程)、少量の水を入れて振るようにして少し氷を融かした状態にしたあと、患部を冷却してください。
 
時間はまず20分程度(20分もすると中の氷がかなり融けています)。それから10分ぐらいおいてまた冷却。これを繰り返してください。冷却するのとしないのとでは、組織の回復がまったく違います。 
 
ここでの注意点は、極力氷で冷却することです。 
保冷剤だと冷やし始めは温度が低すぎ、皮膚を傷めてしまう恐れがあります。
また冷やしていくうちに保冷剤自体の温度が上昇し、逆に蓄熱する可能性があります。氷がなくどうしても保冷剤を使わざるを得ない場合は、薄手のタオル等で包み直接肌にふれないようにし、こまめに取り換えてください。
 
ギックリ腰の場合、組織の炎症が強くかなり熱を持っているので、冷感シップだと熱を取りきれない ことが多いと思われます。やはり、氷で冷やすことをお勧めします。
 
ご自身で歩けるような場合であれば来院してください。
きちんとしたケアをすることにより、その後のクセの予防にもつながります。

 

慢性腰痛の場合

肩こりの場合と同様、主な原因は
 
・姿勢不良 
・運動不足
 
です。 筋肉や背骨と背骨の間にあるクッション(椎間板)は、立ちっぱなし・座りっぱなしといった動きを伴わない持続的な負荷に対して、疲労を起こしやすいものです。長時間のデスクワーク、立ち仕事で腰痛になるのはこのためです。
このような場合に効果的なのは、
 
・ウォーキング
 
です。できるだけ荷物を持たずにスニーカーで30~40分程度、歩いてください。だいぶ腰が楽になるはずです。他にもいくつか効果的なエクササイズがありますが腰痛の状況により異なったり、ちょっとしたコツが必要だったりしますので、来院していただければお教えします。
 
・歩行自体で痛む 
・朝、起き上がるときに痛む 
・動かすと特定の箇所に痛みがでる
 
このような場合は肩こり同様に
 
・身体のバランスがおかしくなっている
・骨格がゆがみ、関節が正常に動かない
 
といったことが考えられます。適切な施術をお勧めします。
 
 
腰痛の場合は、運動不足とは逆に
 
・運動過剰
 
によって引き起こされることもあります。
 
・体を動かすことが趣味で毎日のように運動している方 
・競技のためハードなトレーニングをしている方
 
このような方は、運動過剰による腰痛の可能性があります。根本原因がどこにあるのか知るためにも、来院することをお勧めします。
 
 
 
 
★最近は上記のような肉体的疲労・骨格的不調からくる肩こり・腰痛だけではなく、
 
・心因的不調(ストレス)からくる痛み
 
も多くなっています。 
カイロプラクティックは神経伝達の向上が図られるので、心因性にも有効な側面があります。 
ご相談ください。